MTC 医療法人田中クリニック
本院隣りに新しくリハビリセンターがオープンしました。
木のぬくもと漆喰の塗壁がかもし出す温かく落ち着いた待合室や男女別のロッカールームを完備しレンガをあしらえた重厚で高級感のあるリハビリテーションルームなど、クリニックとは思えない洗練された上質な空間を演出し、心地よい気分でリハビリができる環境を調えました。
さらにダイナミックストレッチマシンという新しいコンセプトのリハビリ機器を導入し、来院される方々のさらなる運動機能の向上が可能となる施設です。
健康寿命を延伸し
一生涯動ける身体づくりを目指して健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」であり、平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「健康ではない期間」となります。
例えば人生80年だとしても70歳から10年間が寝たきりだったとしたら、その10年間は多くの不自由を強いられ有意義な時間とは言えないものになります。
この健康寿命を延ばし、少しでも長く健康で活動ができるような身体機能を提供することを考え、本院隣りにリハビリテーションセンターを開設しました。
リハビリテーションセンターではトレーニングルームに十分な広さを取り、理学療法士やスポーツトレーナーがマンツーマンで運動の指導を行うことでより効果的な身体機能改善が得られるように努めています。
今回導入したダイナミックストレッチングマシンはご高齢の方でも使えるマシンですので、スポーツ選手だけでなく幅広い年齢層の患者さんの身体能力・運動能力のさらなる維持・向上に努めていきたいと考えています。
また広いスペースを有効活用し、腰痛や肩・膝の関節痛の予防・運動教室などを定期的に行って地域貢献できたらと考えています。
再発予防を目指した
ダイナミックストレッチマシン従来のリハビリ機器としては主に、物理療法機器や筋力訓練機器が設置されています。
今回導入したリハビリ機器は従来のものとは異なり、ダイナミックストレッチを目的とした新しいコンセプトのマシンです。
ダイナミックストレッチマシン
人間の行う動作はすべて運動連鎖で成り立っています。痛みが出現する部位は、運動連鎖が破綻したことでスムーズな運動ができず無理をして使ってきて犠牲になっている部分で、本当の原因がほかの部位にあることが多いです。例えば、野球でボールを投げているうちに肘が痛くなる場合、股関節の柔軟性や肩甲骨の機能が低下したために手投げになったことが原因となっていることがあります。
このように多くの運動器疾患は、全身もしくは局所の柔軟性の低下や運動連鎖の破綻による不良な運動フォームが原因となっており、その再発予防には原因の根本的な改善が重要となります。特に、肩甲骨や股関節の機能低下が運動機能低下の原因となっていることが非常に多くなっています。
今回導入したダイナミックストレッチマシンは、肩甲骨と股関節周囲を中心に効果的なストレッチを患者様自身で安全に実施することができる新しいコンセプトのマシンです。肩甲骨や股関節の柔軟性が低下したため求める動作ができなくなった方がこのマシンを使うことで、柔軟性や関節可動域、筋バランスの改善が得られ、肩甲骨や股関節を上手く使って理想的な動きを再現することが可能となります。
身体を本来の運動連鎖で正しく使えるようになることは、障害の予防につながります。アスリートだけでなく、若年層から高齢の方まで幅広い年齢層の方々の運動機能の改善が可能となるマシンです。
マシン説明
ディッピングS
肘を上げ下げすることで肩甲骨、肩、鎖骨周辺の柔軟性が改善します。
マルチスロー
胸を開きながら外旋動作を行うことで、肩甲骨、肩、胸郭の柔軟性が改善します。
アームの持ち方によって多様な動作が可能です。
トータルヒップS
脚の上げ下げを行うことで股関節周辺の柔軟性が改善します。
インナーサイS
脚の開閉運動を行うことで股関節、骨盤周辺の柔軟性が改善します。
ネバータイトハム
脚の曲げ伸ばしを行うことで股関節、ハムストリングス、ふくらはぎ、足関節の柔軟性が改善します。
太もも裏・ふくらはぎ・足首
ダイナミックストレッチマシンで
期待できる6つの効果今回導入したダイナミックストレッチマシンを使用することにより
以下の6つの効果が期待されます。
ダイナミックストレッチマシンでのトレーニングで、多角的に運動機能が改善し理想的な動きが再現されます。
痛みの治療とともに、身体の機能のどこが悪かったのか原因を追究し、その黒幕ともいえる機能低下した部位を運動器リハビリテーションにより機能改善し、再発予防としてのダイナミックストレッチマシンでのトレーニングを行うことでさらなる身体機能の向上と障害の再発のない理想的な動きができる身体づくりを目指していきます。