院長紹介

Doctor Profile

ごあいさつ

初めまして。当クリニックのホームページをご覧頂きありがとうございます。
仙台たなか整形外科スポーツクリニック院長の田中稔です。

宮城県仙台市泉区の整形外科 仙台たなか整形外科スポーツクリニック 院長写真

私が医師を志したのは、弘前大学英文科1年(19歳)の秋にバイク事故で「左股関節脱臼骨折」という大怪我を負い緊急手術を受けたことがきっかけでした。医師からは今後「大腿骨頭壊死」が発症した場合は松葉杖の生活になり、人工関節置換術が必要になるかもしれないと告げられました。

それまで自分にはまだまだ時間があると思い、やろうと思えばできたのにいつでもできると後回しにしていたことが山ほどありました。でも松葉杖での生活では出来ないことがたくさんあります。あれもやればよかった、これもやればよかったと、やりたかったことが次々と出て来て、夜も眠れませんでした。そして、自分が本当にやりたいと思うことをやっていかなければ後悔すると強く思いました。

では今一番やりたいことは何なのか…そこで自然に心に出てきたことが「このように怪我をした人を助ける医師に自分もなりたい」ということでした。約8ヶ月間の入院・リハビリを行った後、歩行が可能となり、弘前大学英文学科を退学し医学部を目指しました。文系から理系への転身はいろいろと苦労がありましたが、翌年医学部に合格することができ、整形外科医となりました。

小学・中学は野球、高校・大学は空手部に所属し全国大会など仲間と汗を流す学生生活を過ごしました。スポーツが好きだったこともありスポーツ整形外科を専門として診療を続けてきました。2008年から肩関節・スポーツ整形外科の専門医として東北労災病院に赴任しスポーツ整形外科部門を立ち上げ、2009年から東北楽天ゴールデンイーグルスのチームドクターに就任させて頂き、プロ野球選手の診療を行ってきました。プロ野球選手達と接する中で、彼らのひたむきな努力や全力で日々の鍛錬を続けていく姿に感銘を受け、生きていくうえで大切なことをいろいろ教えてもらった気がします。

私は肩、肘、膝関節疾患およびスポーツ障害の治療が専門ですが、特に肩関節の診療に力を入れてきました。診断にはレントゲン検査だけでなく、超音波診断装置(エコー)による機能診断を行いより精密で正確な診断を心がけております。また様々な症状に対し、超音波ガイド下ハイドロリリース、各種ブロック注射やリハビリでの運動療法を行い、来院された患者様の症状を少しでも改善させられるよう努力しております。リハビリルームも広く多数のリハビリ器械を導入しておりますので、十分な運動療法が可能となっております。また体への負担が少ない鏡視下手術の専門医として手術を行ってきましたので、これからも提携病院である徳洲会病院で関節鏡視下手術を行っていきます。

宮城県仙台市泉区の整形外科 仙台たなか整形外科スポーツクリニック 東北楽天ゴールデンイーグルスチームドクター

これまで肩、肘、膝関節疾患およびスポーツ障害の専門医として、東北楽天ゴールデンイーグルスチームドクターとして、関節鏡視下手術の専門医として培った経験、知識、技術を地域の皆様の診療に活かしていきたいと思います。そして来院した皆様に笑顔と元気を与え、「来て良かったと思っていただけるクリニック」になれるよう、スタッフ全員がひとつとなって先進的な医療と心温まるサービスを提供してまいります。これからもどうぞ宜しくお願い致します。

仙台たなか整形外科スポーツクリニック院長
田中 稔

学歴・職歴

1989年3月富山医科薬科大学医学部 卒業
1989年4月富山医科薬科大学医学部 入局
1990年4月東北大学麻酔科 入局
1993年9月東北大学整形外科 入局
1994年4月米沢市立病院整形外科
1998年9月磐城共立病院整形外科
2000年4月竹田綜合病院整形外科 科長
2004年7月スポーツ外来、肩・肘関節専門外来を開設し、スポーツ選手に対するメディカルチェックとコンディショニングを推進。各種学会にて肩関節鏡視下手術の技術指導の講師を務める。またアメリカ整形外科学会や国際肩肘関節学会など海外での学会活動を行い肩・肘関節部門最優秀賞受賞などを受賞。
2008年9月東北労災病院整形外科に新たに開設されたスポーツ整形外科の部長として赴任。関節鏡手術の専門医としてスポーツ障害や肩、肘、膝関節の鏡視下手術を行う。また仙台育英高校など宮城県内の高校だけでなく、花巻東高校や山形中央高校野球部のメディカルチェックとコンディショニングの指導を行う。
2009年9月東北楽天ゴールデンイーグルスチームドクターとしてプロ野球選手の診療、サポートを行う。
2019年5月仙台たなか整形外科スポーツクリニック設立。

資格

1989年5月医師免許取得
1999年4月日本整形外科学会認定医
2007年日本整形外科学会スポーツ認定医
2009年東北楽天ゴールデンイーグルスチームドクター
2015年日本肩関節学会代議員

その他役職

JNOS日本整形内科学研究会 理事
肩関節鏡視下手術研究会 幹事
東北肩関節研究会 幹事
麻酔科標榜医

海外学会活動・受賞歴

「Diagnostic value of high-resolution MR imaging with a microscopy coil in rotator cuff tears.」

「肩腱板断裂に対するマイクロスコピーコイルを用いた高精度MRIの有効性」

アメリカ整形外科学会(AAOS)2006 :肩・肘関節部門最優秀賞受賞
ヨーロッパ整形・外傷学会議(EFORT)2007: Jacques Duparc Awards受賞
「Factors related to successful outcome of conservative treatment for rotator cuff tears.」

「肩腱板断裂保存療法の予後予測因子」

アメリカ整形外科学会(AAOS)2007
ヨーロッパ整形・外傷学会議(EFORT)2008
「Feasibility of high-resolution MR imaging with a microscopy coil for detection of partial-thickness tears and small full-thickness tears of rotator cuff tears.」

「肩腱板部分断裂に対する高精度MRIの有効性」

国際肩関節学会(ICSS)2007
「Horizontal tears of the rotator cuff assessed with use of high-resolution MR imaging.」

「高精度MRIによる腱板水平断裂の検討」

アメリカ整形外科学会(AAOS)2008
ヨーロッパ整形・外傷学会議(EFORT)2009
「Factors useful for Early Decision Making of Surgical Treatment of Rotator Cuff Tears.」

「肩腱板断裂に対する手術適応の予測因子」

アメリカ整形外科学会(AAOS)2010
「Arthroscopic Rotator Interval Closure: In Vivo Effect on Translation of the Humeral Head.」

「肩関節前方不安定症に対する鏡視下腱板疎部縫縮術の効果」

ACASA 2011
「Factors useful for Early Decision Making of Surgical Treatment of Rotator Cuff Tears. -Importance of the Intramuscular tendon-」

「肩腱板断裂に対する手術適応の予測因子 筋内腱の重要性」

ACASA symposium 2011
「「Arthroscopic Facia Lata Patch Graft Procedure for Irreparable Massive Rotator Cuff Tear with Modified Mason-Allen Technique.」

「Mason-Allen変法を用いた鏡視下大腿筋膜パッチ法」

国際肩・肘関節学会(ICSES) 2013
ヨーロッパ整形・外傷学会議(EFORT)2013
「Evaluation of muscle strength before and after baseball pitching performance and their relationship to throwing disorders in professional baseball pitchers.」

「プロ野球投手の投球前後の肩周囲筋力変化と障害発生との関連性」

APASS 2015